宇宙は無数にあるのか
何年か前の話ですが、テレビで面白い話をしていたのを思い出しました。
大好きな元宇宙飛行士の毛利衛さんが出ていて、火星の探査計画について話していたのです。
なんでも火星には大量の水が存在した跡があって、そのうち生物の発見が報じられるかもしれないとのことです。
そしてさらに、私たちの太陽系の外側にある、太陽系外惑星というものが最近数個発見されていて、その中の
「グリーゼ581e」
という名の惑星が、どうもかなりの量の液体(水かどうかわからない)を持っているそうなのです。
それが仮に水に近い組成のものならば、火星に比べてはるかに生物のいる可能性が高いと思われます。
これからの研究が楽しみですねぇ。
ですが……。
やはり、人間のような知的生命体、いわゆる「宇宙人」っているのでしょうか???
「SETI (Search for Extraterrestrial Intelligence=地球外生命体探査)」というプロジェクトをご存知でしょうか?
このプロジェクトは、仮に知的生命体が宇宙のどこかに存在しているとして、彼らが日常生活で発生させているであろう電波をキャッチしょうとする壮大なプロジェクトなのです。
数えきれない夜空の星、ひとつひとつを、プエルトリコにあるアレシボ電波望遠鏡を使って観測を行っています。
しかし、膨大な電波望遠鏡のデータ計算には、とてもひとつやふたつのコンピュータでは対処できません。
で、ここがこのプロジェクトの素敵な所なのですが、世界にある個人のパソコンをつないで、このデータ計算に誰でもボランティアで参加できるのです。
具体的には、SETIのホームページ
http://setiathome.ssl.berkeley.edu/
から無料のソフトをダウンロードして、あとは放っておくと、勝手にパソコンの空き容量を使って計算してくれます。
そして解析したデータを送信するのです。
自宅のパソコンで宇宙人探しのお手伝いができるのです。
夢がありますねぇ。
僕は、ちょっとパソコンの調子が悪いので、今はやってませんが、昔はせっせとデータ解析をしてました。
……でも、本当に宇宙人はいるのでしょうか???
僕は最近、「この宇宙」には地球人しか、いないんじゃないかな、と思うようになりました。
つまり、地球の他には知的生命体はいないような気がするのです。
なぜなら、よく地球のことを「奇跡の惑星」と言う人がいますが、この地球という奇跡が、たった一つ存在するために、この広大無辺な宇宙が必要なのではないかと思うのです。
この地球がここに存在して、人間が息をして、ごはん食べて、話をして、笑ったり泣いたり、ケンカしたり……。
こんな当たり前のことができるために、太陽がそこにあって、銀河系もそこにあって、スバルもオリオン座大星雲もそこにあって、新しい星々も生まれては死んでゆく……。
なんか気の遠くなるようなバランスで現在があるような気がするのです。
でも……、
宇宙人がいない訳ではないと思うのです。
そしたら、宇宙人はどこにいるのかと言うと、
「次元の違うもうひとつの宇宙」だと思います。
なんだか「宇宙」というと、この宇宙ひとつだけだと思いがちですが、実は宇宙というのは数えきれないほど存在していて、それぞれの宇宙にひとつだけ、知的生命体がいるような気がするのです。
この「次元の違う宇宙」は遠くにあるようで、実は僕たちのすぐ隣にあると思います。
自由に行ったり来たりできるようになるためには、まだまだ進化が必要なのだと思います。
ほら、UFOとかって、出たり消えたり自由自在っていうじゃないですか、きっと次元を自由に行き来できる科学力を持っているのだと思います。
テレビでよくやるUFOってあまり信じてないけど……。
この文も、終盤近くになりましたが、ここで今日、紹介する本が登場します。
『宇宙は無数にあるのか』佐藤勝彦 集英社
この本を読んでいると、まんざら僕の考えていることが的外れではないような気がしてきます。
無数に存在する宇宙=マルチバースは、ひとつの宇宙=ユニバースと対局に論じられているのです。
この本を読んでいると、まんざら僕の考えていることが的外れではないような気がしてきます。
無数に存在する宇宙=マルチバースは、ひとつの宇宙=ユニバースと対局に論じられているのです。
この本を読むと、いかに宇宙が人間に都合よくデザインされているのか……。と思います。
この系統のお話は、好きな人は多いでしょう。是非、みなさんの宇宙観もお聞きしたいものです。
この系統のお話は、好きな人は多いでしょう。是非、みなさんの宇宙観もお聞きしたいものです。