2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
『マチネの終わりに』平野啓一郎 毎日新聞出版 もう、どう表現していいのかわかりません。「大人の恋愛」と一括りに言える作品でもないように思えます。ですが、間違いなく、僕の読書人生の思い出に残ります。 作品全体を通して描かれる、「時間」の美しさと…
『舞台』 西加奈子 講談社 人は、社会を生きて行くにあたって、なにかしらの自分を演じている。 家族であれば父である自分、夫である自分。同じように母であり、妻である自分。 会社であれば、上司である自分、部下である自分、お得意先の前でプレゼンする自…
『宇宙は無数にあるのか』佐藤勝彦 集英社 何年か前の話ですが、テレビで面白い話をしていたのを思い出しました。 大好きな元宇宙飛行士の毛利衛さんが出ていて、火星の探査計画について話していたのです。なんでも火星には大量の水が存在した跡があって、そ…